2012/04/26 の発電ミーティング報告

4/26の発電ミーティングの参加者は総勢12名で、
なんと6人も新しい方が来てくださいました~。
感謝感謝。

豪華な食事(しほさん,しほさんのお母様,モモスタッフのトラコさんのおかげです~)と
いろいろな発電グッズ紹介、そして先日のケビンさんのおうち見学の様子などもご紹介できました。

今回の発電グッズの目玉は4つ。

まずは、神戸のぷーさんが作ってくれた、自転車発電セット。
室内なので自転車がなくて、実際には使えませんでしたが、こんな感じです。

自転車発電機

 

次に、タカさんが見せてくれたのは、前回さらっと紹介してくれた、PC&モバイルの充電とLEDライト点灯用の、ソーラー発電・充電セット。

すべてのパーツがアタッシュケースにすっぽり収まり、持ち運びもらくらく~(女子にはちょっと重いですが)という、すぐれものです。

 

しかも今回は、ソーラーパネル収納用の手作り布袋まで登場!

パネルのメタリックな印象と、布袋のやわらか感とのマッチングがいいですね。(^^)

このパネルの発電量だと、計算上では三日に一回晴れの日があれば(=充電できれば)、LED電球の場合、日没後4時間くらい点灯させたとして、3〜4日間使えるのだそうです。

ちなみに、太陽光パネルで発電した電流は、家庭用の電流(=交流)とはちがって直流です。直流用のLED電球は、ふつうの電気屋さんやネットショップには置いてなくて、探すのに苦労したそうです。また電圧は、ソーラーパネルから電球にいたるまでに少しずつ下げながら調整していく必要があります。どの電球がぴったり合うのか?機器と電球の組み合わせをひとつひとつ試しながら、セットが完成したということです。最終的に、パーツ全部あわせて1万円ほどになったそうです。

「このセットを見て、
『わ~これいいなぁ!』 『うちにもほしいなぁ!』
と思ったとして、
『どこで売ってるの?』 『いくらで買えるの?』
という発想では、これまでの思考の枠組みから抜けられていない。

今まで電気を、どこからやってきて、どうやって作られているか、何も考えずに使ってきた発想と変わっていない。

よくわからなくてもいいから、機械を壊しながらでもいいから、自分でやってみて、ためしながら自分で作るということが大事じゃないかな?

それが、これからの電気やエネルギーを考えていくうえで大切なんじゃないかな?」

というタカさんの言葉に、ふむふむとうなずききました。

 

続いては、近ごろちまたで「発電男子」と呼ばれているという、めぐるくん。
ケータイ充電用のモバイルソーラーパネルという最強グッズを紹介してくれました。

太陽光パネル→コントローラ→バッテリー→インバーター→を、これ1つでやってしまいます。しかも、バッテリーにあたるのが、エネループの充電池!!これはすごいグッズです。

「家にソーラーパネルを乗っけるとなると、やっぱりお金もかかるし、二の足を踏みがち。でも、みんなが最もよく使うケータイの充電が、太陽光発電でまかなえるとなったら、とても身近なところから、脱電力会社や自力発電へ踏み出せることになる。ライフサイクルアセスメント的に見れば疑問もある商品だけど、意識面では革命的な変化を生み出せるグッズだと思う」

と、めぐるくんの談。

また、さらに彼なりの工夫で、ケータイだけでなく、スマートフォンも充電できるオプショングッズも紹介してくれました。

最後は、一度ダメになった充電器を復活させるというグッズが登場!これは前回、タカさんのアタッシュケース・ソーラー発電セットの充電池が、一度ダメになってしまったという話から、めぐるくんが探してきたものです。

という感じで、スグレモノのグッズが登場するたびに「おぉ~~~!!」と、どよめきと歓声が沸き起こっていました。

 

またヨウちゃんからは、いつも発電ミーティングに参加してくれているケビンさんのお宅へ、発電遠足へ行った際の報告がありました。

ケビンさんは、インターネットと人脈を駆使して、風力発電、太陽光発電、太陽熱温水器・・・と、格安の機材や再利用品を集めては、自分で組み立ててています。自宅をオフグリッドエネルギー住宅にしようとしているケビンさんちは工夫がいっぱい、見所いっぱいです。

私たちも参考にして、いろんな部品や機材を研究しながら、自分たちの家にもぜひ取り入れていきたいです。

 

さいごに、終了後みなさまから感想をいただきましたので、以下に掲載しますね。


・以前から,友人から聞いていた発電ミーティングに初参加しました。ボルトとワットとアンペア~!!全くわかってない程の頭ですが,ボチボチついて行きます。(難波)

・また色々面白い人々とつながれて良かったです。発電←電気のことを知り生活を見直す。エネルギーと生活の問題とかまた改めて見直し考えるキッカケになったし,皆さんの取組みの姿勢,自立するというのがスバラシイ。またヨロシクです。(yas)

・3.11から1年たった今やから,やっとやっと,前向きなキモチになってきた!?あるいは,もう,この日本のうごきにがっくりした?やっぱりじぶんですこしでも一歩でもふみだしていくのがいい。げんきになるもん。げんきにならなきゃあねーっ
発電たのし。(しほ)

・今日は参加させて頂いて本当に良かったです。まったく電気については知らなくてでも何とかしたくて,モセモセしていた時に,本当に嬉しい場所との出会いでした。どうぞこれからよろしくお願いします。(イソガミ)

・発電,電気を使うことについて,最近とっても興味を持っていたので,とてもおもしろかったです。太陽光パネルを利用して,思っていたよりも手軽にできるんだという事を知れただけでも良かったです。電気とのつきあい方も考えさせられました。(みつはし)

・今日ももりだくさん!いろいろと勉強になったし,いつも発電ミーティングで得られるワクワク感満載でしたー!みなさん,ありがとう(ヨウ)

・ん~,すごいっ!たのしい!そして,自分の生活につながる(イメージできる)活きるミーティング。ふつふつ「やってみたい,やってみよ!」が生まれますた。自分だけでなく,WS,説明会?もしたい思いましたー(ぞうきん)

・発電ミーティング,始めて参加させてもらいました。携帯の発電機などめずらしいものを見て,感動しました。今後,自家発電ができるように,いいものは伝えていきます。ありがとうございました。(YUJI)

・今日は発電グッズ見本市みたいで即売会したら完売しそうなくらいもりあがって面白かったです。初めての方もたくさんで勢いがあった。(わくちん)

・アホ発電さいこうです。このごった煮感はさすがモモ。さすが大阪。これからもアホな発電を楽しんでやっていきましょ~。たのしい~。(たかふみ)


(※参考) 今回紹介されていたグッズの一部。

(さらに…)

2012/02/01日発電ミーティングの報告

「今後の発電ミーティングどうなるのかな?」
と思われている皆さま。

1日の発電ミーティングは
今後の「発電ミーティング」のために
今後の活動方針みたいなことと そのために整理すべきことを
みんなで共有し、いい【ミーティング】になったと思います。

参加したのは8名でした。

ミーティング中も、

まさやくん手作りの空気清浄機が起動中だったり

ある程度必要な話がされたところで
実は・・・・と、モバイル太陽光パネルが披露され・・・

モバイル太陽光発電充電セット

タカさん持参のジュラルミンケースは、なんとモバイル太陽光発電充電セット!気仙沼の方が作られたそうです。

モバイル太陽光発電充電セット 開けたところ

ジュラルミンケースの中を開けると・・・

モバイル太陽光発電充電セット

小型の太陽光パネルや充電池が!これでパソコンや携帯の充電がまかなえるそうです!

 

「でも充電池が充電できなくなっちゃったんだよね。」
という話があったかと思ったら、
「それ大丈夫だよ!治せるよ!理由はね・・・」
なんてやりとりが交わされたり。

コンビニで売ってる風力発電キットが完成し、
しくみを確認してたり。

風力発電機組み立てキット (大人の科学マガジンSelection)

コンビニで売っていたという、風力発電機組み立てキット (大人の科学マガジンSelection)

 

 

→大人の科学マガジン Vol.18 (風力発電キット) (Gakken Mook)

 

発電(非電化・フリーエネ・創エネetc)について
色々話したいし、やりたいっていうみんなの気持ちが伝わってきました。

そのためにも一旦色々整理をつけれた今回。
これから、そんなみんなの気持ちが集まって
色々動いてく場になりそうな予感がします。

次回ミーティングについての企み
(モバイル発電セットを作りたい!使えなくなった充電池の再生方法を知りたい!など)

ケビンさんち見学
(自作の風力発電機、太陽光発電パネル、太陽熱温水パネルがあるお宅です!)

などなど、また改めて報告できると思うので、
今後の発電ミーティングもお楽しみに。

 

風力発電機組み立てキット (大人の科学マガジンSelection)

 

※次回発電ミーティングは、4月26日(木)19時からの予定です。
どなたでもご参加いただけます。直接「モモの家」へお越しください。

(会場費と、食事代カンパ等が必要な場合があります。)

にっこらジューススタンド☆アーバンパーマカルチャー講座@養生舎編

じょーじです。

7/23(土)の

アーバンパーマカルチャー講座のテーマは

エネルギーでした。

ということで、にっこらを出動させ

受講生の方々に にっこらでつくったミックスジュースを味わっていただきました。

 

お天気にも恵まれ にっこらも甲斐甲斐しく美味しいジュースをつくってくれました。

みなさん

やっぱり身近にみる太陽光パネル

特にカート内のにっこらファミリーに興味津々。

ぷーさんがしっかり説明してくれました。

この日のワークショップのテーマは

「省エネって何だろう?~都会でできるエネルギー生産~」

それぞれの暮らしの中でのエネルギー生産作戦を練ってもらいました。

鍵は省エネ。

集まった方々でアドバイスしあって、ひとりひとりの作戦ができあがりました。

ある大学生は、大学の食堂の生ごみから堆肥をつくる!と頼もしい宣言があり

東京から参加された方からは

家庭菜園をしたいが、放射能物質が心配という声があり、

切実な問題と向き合うことになりました。

そこで具体的いい対策はみつけられなかったけど、

いかに安全を確保するかを考えていきたいという思いを伝えてもらいました。

なぜ省エネをするのか?

その作戦が実現したら暮らしはどう変わる?

自分にとっての省エネの意義を見出し、

それぞれで そしてみんなで

エネルギーを生み出していけば

暮らし・風景は変わっていく。

そう信じて。

アイデアいっぱいのパーマカルチャーもよろしく♪

http://pckansai.exblog.jp/

 

 

「あおぞらモモの家」にて、太陽光パネル「にっこら」でジュースづくり!

モモの家のおまつり「あおぞらモモの家」@泉公園にて、発電ミーティングで組立てた太陽光パネルが、ご近所デビューしました!

太陽光パネルで生み出された電気で、くだものジュースづくり。
ご近所のみなさまにもふるまわれました。

爆笑ジュースづくりのもようは、動画でもご覧いただけます。

ちなみに、このパネルの名前が決まったそうです。

以下、めぐるくんより。

主役のソーラーパネルは、にっこらちゃん(漢字だと日光愛?)

振り分け上手な「ふりるちゃん」(コントローラー)

電気を貯める「ためるくん」(バッテリー)

かえるくん (インバーター)です。

4人揃って家族。にっこらファミリーです。

にっこら、ふりるちゃん、ためるくん、かえるくんをよろしくね。

これから発電MTGでは、いろんな発電君が揃ってくるでしょうね。
なのでそれらは「モモ電ねん」ファミリーとなります。

最初のにっこらファミリーは、モモ電ねん1号です♪。

にっこら@アースデイはまでらこうえん

じょーじです。

アースデイはまでらこうえんに行ってきました。

生物多様性パレードブース前の にっこら
フリルちゃんや かえるくん ためるくんが
すっかり小さな箱(しかもカート式)に入っていました。
めぐるさん ありがとうございます!

にっこらは 隣のブースのノートパソコンに電力供給していました。
最後、バッテリ切れ?になっちゃったんですが
「初めは、なんの問題もなく使えてたよ~」という言葉をいただけました。

今回
このパネルで いくらするのか?
このパネルで どれくらい家庭の消費電力をまかなえるのか?
という質問がありました。
家電の消費電力

確かにっこらは 200~250Wくらいまででしたね。
なるほど、ノートパソコン・扇風機確かに範囲内ですね。

質問にちゃんと対応できるようにならないとね~としほさんと反省。
( ・・・・ セル1枚が300円(セル3枚で乾電池1本分)と 過去のノートにメモ有。)


こうやって、実演できるのがやっぱりいいですね。

にっこらにできること

自然の力をエネルギーとして使うところを 実際に目で見て触れる機会、
いろんな ~モノ・コト・人・価値観~ 出会い
そして、対話・意見交換する機会(きっかけ)を届けられることだと
再認識できた アースデイでした。

もちろん、私達にも出会いを運んでくれます。
自家発電している人がよってきてくれました。
坂ちゃんがスカウトした方は、太陽光発電と風力発電を家に設置しているそう。
写真もお願いしました。5月18日来てくれると嬉しいですね。

↑こちらは おとなりだった トランジションタウン大阪の非電化ブースの
非電化工房製のドライフード機です。
美味しいドライフルーツやドライきのこができていました。

トランジションタウン大阪

【報告】【勉強会】2012/02/09 発電ミーティング

とりいそぎ、写真のみアップです。

ソーラーパネルの回路接続シミュレーション、くだもの電池の実験、電池の話。

今回は、“勉強会&ワークショップの2本立て!”

だったのですが、

SANYOの充電池「エネループ」は、他の充電池とどう違うのか?
という話題が出て、そこからしばらく電池の話になりました。

そういえば、「乾電池」って言うのはなぜなのかというと
そもそも、最初に発明された電池は
食塩水のボウルを金属でつないだ
液体「湿電池」だったからなんですねぇ。

というわけで、なごやか・にぎやかな雰囲気の中、
ほとんど3本立ての、
内容ぎっしりなミーティングとなりました。

今回も、モモの名犬ドンちゃん参加?です。


1.「手作りソーラーパネルをモモの家につなごう!その2」
~ネットショッピングしながら、回路接続シミュレーション~

この夏みんなで組み立てた太陽光パネルを
モモの家の家電とつなげるため、
「コントローラ」「インバーター」など、
実際どんな製品があるのか?モモで買えるのか?
ネットで調べながら回路接続シミュレーションをしました。

ついでに、思い出したい公式・・・・

あやしい組織のマークではありません。
電力(W=ワット)と、電流(A=アンペア)、電圧(V=ボルト)
の関係をあらわした図ですね。

こうやって、お互いにかけたり割ったりすると、
電力、電圧、電流が求められるというものだったと思います。

はるかかなたの記憶から、掘り起こしてきました(^^;)。


2.「発電体験ワークショップ」
~グレープフルーツで発電しよう!~

塩水やグレープフルーツやレモンが、
電池になるって、知ってました?
電気が起こせるって、知ってました?

何となく知ってたような、学校で習った気もするけど、
記憶のかなたに飛んでいってたり、元々記憶がなかったり・・・。

そもそも、なんでそんなもので発電できるんやろ?

ということで、発電のきほんを体験しながら学びました。

参考にしたのは、

『NHKやってみよう なんでも実験〈4〉太陽の光と遊ぼう!レモンや炭でびっくり電池』
pp.36-37「レモンをつかったびっくり電池」
NHKやってみよう なんでも実験〈4〉太陽の光と遊ぼう!レモンや炭でびっくり電池

ワニぐちクリップつきの銅線がなかったので、
銅線の両端を向いた先に、
10円玉とフォークを直接それぞれの端にくくりつけて、
セロテープで固定。

回路の一番最後に、電子オルゴール?をつなぎました。

はたして、オルゴールは鳴るのか・・・?

みんなで耳を澄ました中、ほんの一瞬、
「フニャ~」と音がしました(笑)。

フォークを差す場所を変えたり、同じ場所でもしばらく待つと、また鳴ります。

果物をもっとたくさんつなげば、もっとたくさん鳴ってくれたと思いますが、
実際に果物が電池になる光景を目の当たりにするのは本当に面白くて、
実験後にフォークを抜き取るのが残念な気がするくらいでした。

最後は、実験に使わなかったオーガニック・レモンを使って
オーガニック紅茶をのみながら
オーガニック・レモンティーの夕べとなりました♪

※くだもの発電の原理は
こちらのウェブサイトやPDFが参考になりました。

http://www.azuma-mie.co.jp/2008kankyo/pdf/jiyu_kudamono.pdf

http://www.tochigi-edu.ed.jp/center/cyosa/jissenshiryou/kankyo/chu-kou/pdf/3-3-15.pdf

http://www.hokurikugakuin.ac.jp/primary/2006/gakusyuuyori/rika/remondenti/remon.html

http://www.eonet.ne.jp/~nakacchi/LemonCell.htm

http://www2.wbs.ne.jp/~kaguya/battery.htm

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1349869948

もちろん、100%理解していません!
今回も、まずは、「習うより慣れろ」から・・・。

わくちん

発電をもっと学ぼう!~原子力発電所のしくみ勉強会~

前回のワークショップで、「超かんたん手作り発電機」をみんなで作りました。

要するに、
「磁石」と「電線」の組み合わせで、
「磁石を回すと、発電する」。

(電線を回しても、同じ)

という、とてもシンプルなものでした

今回は、その基本がだいたい分かったところで、

  • 前回の宿題、交流と直流の復習
  • 原子力発電所の発電のしくみを、学びました。

原子力発電所の発電のしくみは、
技術の粋を集められた、とても高度で複雑なもの、
というイメージがあります。

実際そうなのだと思いますが、発電そのもののしくみは、
やっぱり前回の「超かんたん発電機」と同じなんですね。

というわけで、そのしくみを、YouTubeで見つけてきたビデオを交えながら、みんなで勉強しました。

▼実物のタービン

▼タービンと人間の大きさの比較

(出典:Wikipedia「タービン」の項より)

(出典:Wikipedia「タービン」の項より)

(Wikipedia より)

▼原子力発電のしくみ

最後に、
原子力発電所のエネルギー効率や、
温排水についても話し合いました。

「原子力発電はエコ」とは、よく言われていることですが、
それは「CO2排出」という観点から見た場合です。

しかも、「発電時」にCO2を出さないだけで、
海外のウラン鉱山でウラン採掘にかかるエネルギーや、
海外からウランを運搬する過程では、CO2を排出しています。

また、タービンを回して発電するために
水を熱して蒸気にし、ふたたび蒸気を冷却して水に戻すので、水も循環可能と言われています。

ただ、その冷却のために、
海岸沿いの原子力発電所では膨大な海水を取水し、
冷却後あたためられた水を、ふたたび海に戻しています。

この、あたためられて排出される水が、
「温排水」と呼ばれています。

「100 万kW の原子力発電所の場合、
1 秒間に70 トンの海水の温度を7 度上げ」
るそうです。

「近畿一の大河である淀川でも
その流量は1 秒間に150 トンしかありません。」
(※京都大学原子炉実験所 小出 裕章さんの講演資料より)

また、
原子力発電所で生み出されるエネルギーのうち、
1/3が発電に使われ、
2/3は熱エネルギーとして海に排出されているということです。

ちなみに、
最先端で高効率の火力発電所では、
1/2が発電に使われているということです。

原子力発電所がエコ、という謳い文句は、
多様な観点から検討してみる必要があるね、
という話しになりました。

【おまけ】

原子力発電所の見学施設で、本物のウラン燃料ペレットがさわれる?

「超カンタン発電機づくり」と「ソーラーパネルのつなぎ方」おもしろ発電ワークショップ2本立て♪

前回に続き、発電の実践ワークショップを行いました。
今回はミーティングメンバーで企画と講師役もやりました。

まずは、インターネットの動画 で見つけた
「超カンタン発電機」作りです。

材料は、なんと、これだけ!

(講師役は、わくちん担当)

段ボール、クギ、磁石などなど、
身近にある材料を主に使いながら、
ハサミで切ったり、セロテープで貼ったり、クギで穴を開けたり。

最初は、
「工作なんて久しぶりでキンチョーする!」
「小学校の図工のトラウマが・・・」

などと尻込み気味だったンバーも、手を動かしているうちにだんだん楽しくなってきたり、手よりも口の方が動いたり。わ~わ~たのしい工作の時間となりました。

これでほんまにちゃんと発電できるからスゴイんです!!
テスターにつないで、発電を確認し、一同感動!


クギをくるくる回すと…

ハイ!発電してま~す!!

(ただし、1ボルト程度ですが・・・。)

「じゃあみんなの発電機をつないだら、もっとたくさん発電できるんちゃう?」
「よっしゃ~、やってみよう!つなご~!!」

ところが、ここからは、うまくいきません。あれれ、なんで?

「『直流』じゃなくて、『交流』だからかなぁ?」
「交流ってなに~?」

数少ない理系メンバーが
身振り手振りも使って大奮闘で解説してくれましたが、
基本的な内容すぎてかえって説明が難しいらしいです。

う~ん、わかったよ~な、わかってないよ~な・・・。

いちおう講師役はいて、
下調べをしたり、材料の準備なども担当しましたが、
先生や生徒の区別もなく、教える・教えられるという別もなく。

なので、わからなくなったら、ほんとにみんなわからなくなって、自分たちの頭で考え、やってみて、さらに考える、という。
自分で考える教育って、こういうことを言うのかな?

すぐに誰かから答えが返ってこない場というのは、疑問や仮説が深まって、おもしろかったです。
もちろん、疑問は各自もちかえって、次回までにわかる範囲で調べてこようということになりました。


続いて、前回組立てたソーラーパネルを、
いよいよモモの電気製品につなげるワークショップです。

講師役のめぐる君いわく、電力会社の送電線からの解放という「一線を超える」、めくるめく体験だそうです。

その場でバッテリーやコントローラにつないで見せてくれたり、
実演つきで、とっても分かりやすかったです!

(モモの家の名犬?迷犬?ドンちゃんも、身を乗り出して聴いてました!)

ただ、自分でやるとなると、本当にできるか自信ありません(^^:)。

そんな文系&直観系なメンバーたちでしたが、
「100%理解できない人は発言する資格がない」
といった心理的なバリアや“理系権威主義”にひるまず、
言いたいことは言い、分からないことは尋ね、それでも分からなかったら自分の頭で考えてみる姿勢が大切やなぁと改めて感じました。

また理解は後からついてくる「習うより慣れろ」式の考え方も大事ですね。

今回のワークショップは、和気あいあいと笑いの絶えない雰囲気の中、誰もが自由に発言できる、まさに「交流」の場となりました。

これからも楽しく発電&発言していきましょ~!

はつでんMEMO

直流…電池から流れる電流。
(DC=Direct Current)
交流…家庭のコンセントから流れる電流。
(AC=Alternating Current)

※近頃はパソコンなど直流で動く電気製品が増えています。
そのため、交流を直流に変える装置が「ACアダプタ」です。

2010.10.4 発電ワークショップ2本立て!

明日19時~、モモ発電ミーティングでワークショップがあります。

なんと、豪華(?!)2本立てなのです。

“発電”“電気”といわれて、

おもわず引いてしまう文系のアナタ!!大歓迎です(^^)。

19時からなので、お仕事帰りにでもぜひ立ち寄ってください。

【ワークショップ その1】

「ちょ~カンタン!発電機てづくりワークショップ」

ご家庭にある段ボールとクギに

磁石をくっつけ、エナメル線を巻きつけて、

発電機をてづくりしちゃいます。

元ネタは、アメリカの科学おじさんのビデオです。
http://www.amasci.com/amateur/coilgen.html

相当オモシロいので、ぜひ見てください!

※材料費(実費)… たぶん、1,000円。

(発電機もちかえれます)

※先着10名様まで。今のところまだ空きがありま~す。

当日直接来られた場合、10名を超えていたら

見学というか組立てのお手伝いをしていただきます。

(発電機の持ち帰りはナシです)

ついでに、原子力発電の原理も、ちょこっとだけ勉強します。

アタマで理解しようとすると難しそうなので、

みんなで一緒にわやわや言いながら、体感しながら学べたらと思います。


【ワークショップ その2】

「ソーラーパネルとバッテリーの接続を実習してみよう」

8/22に、モモの家でみんなで手作りした、ソーラーパネル。

さて、このパネル。

直接、家電製品につないでいいのかというと・・・、

そもそも、パネルに繋がれた電線は、コンセントの形もしていません。

そして、パネルの発電量は不安定。

じゃあ、どうすれば使えるの?

といえば、ソーラーパネルと家電製品の間に

ちょっとした装置をつなげれば、安定して使えるのだそうです。

というわけで、発電機器の接続体験をします。

これも、文系の人もおそれずに、来てください!

※参加費が、別途必要かもしれません。

(前回までは参加費1,000円)

お申込は、モモの家まで。

もしくは、直接モモの家へお越しください。