昨年の4月、2000年度の始まるときには、モモの家ではたらくことを考える人は、ワーカーズという名称で、この場所で稼ぎを目的とする仕事を始めるグループが出来た。今年はどうするか?という話し合いのとき、この場所と仲間といっしょに遊びたい!という人、子どももいっしょだから、稼ぐことより子連れでいろんなことができる場所であることが魅力という人、でも、稼ぐということからこの場を使いたいという人などに別れた。となるとワーカーズという名称は無理があるなあ・・と話しているウチに、有末さんが、「ほんなら、鶴亀とでもしたら・・」と言った。
変な名前、ちょっとやぼやなあ、と思いつつも、おもしろいから新しい名前が決まるまでの間なら使ってみようかということになった。
そのうちに、はたらくことを試行するのは鶴団、遊ぶ・学を試行するのは亀団ということになり、時々鶴が亀になったり、亀が鶴になったりしてもいいじゃないということになっていった。
先日東京に行って、イベントの弁当作りを手伝った日の朝、偶然この鶴亀の話しをしたら、興味を持ってくれた若い人がいて、かごめのはなしになった。
「かごめ、かごめ、かごのなかの鳥はいついつ出や~る。夜明けの晩に鶴と亀がつ~べった。後ろの正面だ~れ。」
彼曰く、カゴメというのは、籠の目ということだ。かごの目すなわち三角形と逆三角形を合わせたユダヤの紋章。鶴と亀がつーべったというのは連れ合ったということで、融合や連合の意味だと思うと言う人が後に現れたり、いや統べるという意味で、統一という意味だという人もいた。どちらにしても鶴と亀が融合していくことになっているようだ。で、驚いたことがあった。
たまたま、同時進行で制作していたオーガニック綿の布で作られたTシャツにドヒヒのデザインで絵をプリントしてもらっているモノを思い出した。亀に天使の羽根で始まったデザインは最後は亀に鳥の翼が羽ばたいているようになっていたのだ。
まさに鶴と亀の融合。はたらくと暮らすの融合であったり、人によればアトランティスとムー大陸の融合と言う人もいた。
出来上がってきたTシャツにはまさに鶴亀団にふさわしいものになったのだ。夜明けの時代を象徴するように翼はオレンジ。太陽と亀はグレイにした。ただなんとなくしたことがすべて必然のようだ。
亀のまわりの太陽にはダビデの星も隠れている。