正木さんと地域通貨の勉強会を何回かして、まずやってみようと、ルールも説明もなく、いきなりモモマネーを作ってみた。この7月の末にまる1年になる。
最初はモモマネーもいらん!って言っていた人も、なんかおもしろいねえと言って使いはじめたりして、やっぱモモマネーがなかったときよりは、活発な動きがはじまっている。
別にお金なくてもやったげるで!って言ったりすることもあるのだけど、なんか、少しだけ頼みやすいとか、頼まれやすいというような感じもある。
この1年で私が個人的にしてもらったことや、モモの家としてしてもらったことはたくさんある。(個人のモモマネーとモモの家のモモマネー当然だけど別の財布に入っている(^o^))
モモの家としては、モモマネーが生まれる前に、実験のときに屋根裏の掃除をしてもらえたこと。お風呂のシャワーヘッドが壊れて使えず困っていたら、ゴミで拾ったからとS君が10モモで付け替えてくれたこと。プロにも頼みにくいような簡単な修理の時に、こういう関係はありがたい。別に頼めばお金でなくてもしてもらえることだろうけど、こんなに早くいろんなことが頼める関係になったのは、虹の架け橋というモモマネーを使ってみようというイベントで、互いの特技を持ち寄ったり、勉強会でシュミレーションを経験したりしたことが大きいと思う。
個人的には、正木さんのノマドカフェには2回に1回はモモマネーでごちそうになっていて、あんな手の込んだ手煎り、手立てのコーヒーが毎週入れて貰える幸せを味わった。それは、子どもだましかも知れないけど、やっぱり、毎週モモマネーや円で端が楽しくなる<はたらく>を交換しているから続いているのだと思う。経済的に自立するということを一家庭のなかや、男と女の関係性でのみとらえるのではなく、たがいに元気な状態を創り上げていける仲間という場を形成することの健全さを見ていくことにあると思う。
さて、そんな気づきを与えてくれたモモマネーであるが、次なる提案として、1年に一度、例えば7月25日(時間をはずした日)に祈りのなかで燃やし、また、共同性のなかでの必要な数を発行し配布するというのはどうだろうかと思っている。
これについては、意見を聞きながら、すすめていきたいのだが・・。