昨日の日曜日はモモランチが中止になったり、突然の来客があったり、何か会話の中で気になっているところがひっかかって仕方がないといったような、予定がすべて少しずつ狂っているような日で、番狂わせばかりだった。
今日月曜日は本来はモモの家は休みで、私は滋賀県のF君に誘われてデートと思っていたにもかかわらず、新てんからっと1号の企画もあって、どこか仕事のモード。最近、明日は月曜日でお休みしようってホッとすると余計仕事ができてしまうというか、文章が書けたり、オモシロイ出会いがあったりするんだな。
もともと何処が仕事か何処が遊びかわからないことも多いのだけど。カリフォルニアの有里さんの電話で9月23日と24日にまたワークショップとコンサートをしないかと提案があった。それで、鶴亀団とも話し合って、メイシアターでなくてどこか外でコンサートしたいなあという話になって、先日庭作りの仲間が京都の山科でやった随心院はどうかなあということになって、「新てんからっと」にも載せるかもということで、さっそく下見に行くことにした。しほさんと、山科に事務所を持っていて、先日有里さんのコンサートも主催した品川さんもいっしょに。曇りという天気予報は外れてとてもいい天気。随心院は素晴らしいところだった。遠景に滋賀県との境目になる山があり、その緑の山とつながる森と庭が、目の前に広がり、本堂からぐんと庭に突き出ている縁台に座っていると心の底からありがとうという気持ちがわいてくる。
応対してくれたお坊様は、その部屋にある襖絵が狩野派の手になるものであることをさりげなく教えてくれ、安全のためには複製を使うべきでしょうが、本物を保管して見てもらうというのもちょっと違う。お寺は美術館ではなくて、拝むところですからと。広い能舞台と本堂をいかようにも使っていいという申し出に幸せな気分になった。カリフォルニアの自然を歌う二人のデュエットがこの和の庭にどんな響きを与えてくれるだろう。
お寺を出てF君と会うことになっていた私は、朝思いついて、地域通貨のおうみの金澤さんのいる<人の駅・ステーション>に連れて行ってもらえないかなと頼んでいた。で、大津の駅のホームについたら、F君がいて、そのまま乗るようにと言われた。締まりかけたドアに飛び乗って、おうみステーションのある草津に行くことになった。