タイから帰国して、2週間近くなる。熱と咳でしんどかったときは、とにかくタイに行けたらそれでいいと思っていたけど、ゆっくり癒えたからだは、タイ行きの飛行機を境にまるでうそのように元気になっていた。
行く前に見て貰った鍼灸の医師からは、あんまり辛いモノは食べないようにとか注意され、「はい、お粥とか注文します」なんてしおらしいことを言っていたのだけど、着いた日の昼食もしっかり食べ、夜はタイすきをたらふく食べていた。
なんておいしいんだろう。日本で半月近くおかゆしか食べていなかった浄化された私のからだに刺激的なタイ料理がどんどん入っていく!そして、幸せと元気が広がっていく。
夜の便だったので、着いた日は、朝からうさぶろうさんのオフィス兼住まいに行って、6月のうさぶろう展にも来てくれたみゆきさん、葉子さんと再会。昼食のあと、ホテルで昼ねして、また夜迎えに来てもらって、夕食をともにする。食後はさっそく、チェンマイ名物のナイトバザールへ。おみやげものがいっぱい!
おしゃれな洋服や小物など、見飽きない。うわさには聞いていたが、とても安いし、値段交渉がうまくなれば、初めの値段から半分近くになることもある。遠慮がちに値段交渉する私と違って、娘は大胆!初めは半値くらいに言って、値段を決めていくのよ、なんて・・。
まだ日はあるからとひきあげることに、葉子さんが、トゥクトゥクという3輪自動車のタクシーを交渉してくれて、為さん、私、娘、しほさんの4人で40バーツ(1バーツ3円)で、ゲストハウスまで送り届けて貰うことになった。
夜は、涼しくなっているが、トゥクトゥクにのって風にふかれると一層涼しくて気持ちがいい。20分ほどでゲストハウスに着いた。遊園地の中を走る車に乗って、そのまま送り届けて貰うような感じで、愉快だ。
うさぶろうさんが予約してくれた、スワンドイ・ハウスがまた、優雅でこじんまりとして素敵なゲストハウスだった。
専用の庭師がいて、緑がいっぱい。庭には、九官鳥がいて、いったい誰なの?と驚いてしまうくらい流暢な言葉を話す(一番驚いたのは、アメリカ人の男性と思われる笑い声が聞こえたとき)。庭のベンチで朝ご飯をしたり、庭の一角の小さな読書ルームで昼寝したりと、連泊の楽しさはつきない。値段も手頃。私と娘の泊まったトゥインは一室一泊550バーツだった。