今日は、朝からねこさんと、コンサートとうさぶろう展のチラシを発送し、ねこさんといっしょに出て、京都河原町にある牧野さんの美容室に行った。コンサートのチラシを彼女の未来号通信といっしょに発送してくれるとのことで届けにいった。9月24日のコンサートの日、私たちは夕方からだけど、午後1時頃から、世界エコロジー事情を話す松本さんの講演会を牧野さんは主催する。講演会が終わったらコンサートにかけつけてくれるとのこと。鶴亀団手作りのチケットを届けた。
夏休みの工作のようなこのチケットは、みんながああでもないこうでもないと悩んだ末の力作。桜の木の枝をカットして、そこに「地球のまどをひらく」という合い言葉が書かれているお守りのようなチケット。大事に届けていこう。
さて、昨日の続き。チェンマイに着いて、毎日印象的で、とても長い時間をココで過ごしたような錯覚を起こしている。3日目の朝はいつもより早めに起きて、ゲストハウスで朝食。うさぶろうさんが借りてくれた大型のバンで、片道3時間半の山間にあるカレン族の村に出かけることになっていた。チェンマイの街から国道を南下していく。ところどころに民家のある平らな道が続く。一見日本の田舎道と変わらないように見えて、よく見るとはえているものは南国のバナナや椰子の実。
ペットボトルの水を飲みながら、私はナツキさんとおしゃべりしていた。彼女がもとテレビのアシスタントディレクターだった話。刺激的ではあるが、全く自分の時間がないいそがしい毎日を過ごし、長く続ける職場ではないとやめてボーっとしていたときに父の友人のうさぶろうさんに誘われて2年ほど前にタイに来たという。うさぶろうさんの家の1階は仕事場。2階にナツキさんと葉子さんの部屋、うさぶろうさんの部屋がある。美幸さんは、別棟の部屋。おもしろい共同生活だなあと思っていたのだけど、タイの人々の大家族ぶりを聞くと、それほど不思議な話ではないかもしれない。
カレン族の女の人達が10人あまり、機を織る風景は、とても和やかで安らいだ。興味深げに見ていると、手振りでやってみろ!と。腰にベルトをして、足をつっぱって、糸を張り、こんどは足と腰をゆるめて、横糸を通す。原理は解っても、加減が難しく、うまくいかない。「1年くらい、ここにいたら?うまくなるよ!」うさぶろうさんに、言われて「うん!」と答えた。