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子ども達の行く方

 木曜日の午後はカフェの日。みんなでお茶しながら、とりとめもなく話していると、近所の人から、剪定した木が道路に落ちたままになっているとの苦情の電話。
 今年は、催促され前に落ち葉をはいているからと、ちょっと油断していた。2日ほど前に少々剪定した木が、道路の外側にも落ちていたのに気づかなかった。
 以前だったら、急いで一人ではいていたけど、なんとなくしほさんに声をかけて手伝ってもらった。お客さんと思っていたら、手伝ってもらいにくかったけど、今は、鶴亀団ができていっしょに運営しているという気持ちになっているので、シンドイこともすすんで助けてもらえるようになった。
 一通りはいてから、またいっぱい落ちてくるから、もう少し木を切ろうということになった。脚立を出してきて、ノコギリと剪定ばさみで木を切り始めた。しほさんの息子の岳君も学校を休んで来ていたので、いっしょに夢中になって、木を切り始めた。だんだん、楽しくなってきたようで、3人で代わる代わる木を切った。近所の小学生が帰宅してきて、「何しているの?」と声をかけてくれたので、「木、切っているの。手伝ってくれるか?」と言うと、「うん。後からまた来るわ」ともう一人の友達も誘っている。
 しばらくしてやってきた男の子達は岳と同じ3年生だった。ほどなく3人の子ども達はうち解けて、たき火をしたり、剪定した木をどんどん庭に運んでくれたりと遊びながら、手伝ってくれた。お茶を飲みながら、週休2日になっていくなかで、子ども達がもっと塾に行ったり、ゲームをしたりするのでないように、地域でいろいろ遊べる場所を作りたいね、と話していたところだったので、すぐさま実現したような格好だった。
 のんびりしている私たちの腰を上げさせたのは、もしかして神の思し召しだったのかも。そう思うと、「なんとかしてくださいよ」と名乗ることなく言うだけ言って電話をガチャと切った近所の人すら、うまくできた配役に思えてくる。ありがたいことだと。コスモクロスの先生も「どんなことにでもありがたいと思えるようになることが最も大事なこと」とよく話されるが、心からそう思えるようになると、シンクロや喜びはどんどん増えていくように思う。
 もともと、楽天家なのが幸いしているのかもなあ。『ポリアンナ物語』の主人公がどんな苦境でも<良かった探し>をしていたのを見習っているのだけど。
 
 
 

Posted on
土曜日, 4月 13th, 2002
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