炊き込みご飯を、木曜日のお昼に出すことになって、ちょうどひと月。今年度は、ランチを作る人がまだ決まっていないので、しばらくの間、炊き込みご飯とおみそ汁でも良かったらと言った通り、毎週炊き込みご飯を作っている。
でも、今日は野焼きの下焼き(素焼き)にゆうハウスのTさんが来ていて、起こした炭を七輪に持っていって魚や肉を焼いている。ランチに来たKさんが、久し振りにピザを焼いてくれて、豪華ランチとなった。くーちゃんがコーヒー豆を煎って、カフェも引き続いていていて夕方までみんな好きなことをしていた。
Yさんは、パソコンで会計ソフトを試みていて、時々誰かにやり方を聞いていた。しほさんは、新てんからっと5号に向けてせせらぎ出版に問い合わせをしたり、作務衣の数を数えたりして、テキパキと仕事を(!)していた。Mさんは、外でTさんといっしょに野焼きの火の番。昼食後、Hさんは、ひたすら庭掃除。それで、わたしとKさんが食後の洗い物をした。食後の洗い物をしたりするのは、私はこれまでめったになかったなあと思った。なんか、それぞれが、納まりのいいところにいるから、なんとなく一人でかたづけるのもいいかもと思い、始めたらKさんが手伝ってくれて、二人であとかたづけ。やっぱり話ながらする方が楽しいなあ。
かたづけの後、私とくーちゃんは予定通り、6月12日から始まるさをりギャラリーへの出展に向けて、ヘンプクラフト作りを始めた。なんだかんだと呼ばれたりして、はかどらなかったがまず一つはできた。当日までにくーちゃんと10個くらい作りたいなあと話す。
たっぷり入れてくれたコーヒーを飲み、庭の炉から漂う木の燃える匂いをかぎ、クラフトの手を動かしながら、話をする。縁側の風景。豊かな時間。
子育てをするのも、老いらくを感じていくのも、日本の、世界の、地球の未来を案じるのも、孤立したマンションのなかでない方がいい。一人でない方がいい。
私の反対を押し切って、マンションを買ってしまった元夫と別れた理由かもなあ。私のつながりをすべて離れて、どうして離れ小島のように元夫の建てたマンションに住んで、午前0時前に帰る元夫を待っている生活が私にできるというのだろう。しかし、元夫もこの炊き込みご飯は好きだったなあ。
まあ、正しい理由がそんなところだろう。