ことしの桃

長野の会員、田中はるこさんから今年も桃が届いた。
お礼の電話をかけたときに聞いてびっくりした。
今年の桃は無農薬をめざして
消毒は最初にお父さんが誤ってかけてしまった1回だけなのだそうだ。
「おいしかったよね？よかったよ実って！
ほんとうにどきどきだったのよ」

秋田で20年無農薬、無肥料の自然栽培をしている「奇跡のりんご」で有名な
木村さんの話を春大阪まで来てで聞いたのは知っていた。
私たちがちょうどキャロットでのうさと展のときだった。
ぎのさんがたまたま新聞か何かでみつけて
はるこさんに伝えたら
「その人しってる！テレビで見たの！」と
長野からわざわざ大阪までやってきたのだ。

http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/061207/index.html

わたしもそのテレビは見ていた。
だから
はるこさんがとんでもない挑戦をしていることはわかった。
なぜなら
木村さんは最初の7年間まったくりんごが実らなかった時代を経ている。
農薬、肥料になれたりんごの木は
急な変化についていけないかのように
木の葉は全部落ち
実った実も腐り・・・
そんな時代が7年も続いたのだ。

それを知っていて
でも
りんごや桃と語らいながら
自然の栽培をやろうとしているはるこさん。

「桃の葉っぱにね
虫がついたのよ。
糞が真っ黒で
桃についたらおちないの。
それで木村さんに電話したらね
『うん。それはー天敵が来るのを待ちましょう』って」

それでなくても不安定な気候。
やってくる台風。
きょねんはたしか大水で
桃の木が水につかってしまいほとんど採れなかった。

私ならどんなにこわいだろう。

今年の桃はこれで終わりかもしれない、
実はなってるけど
大きくなるか分からないものね。
ってはるこさん。

その桃をモモの家で二箱頼んだ。
きょうは川掃除とtalk9
たくさんの人がモモの家にきてくれた。
そして平和な世界へとすすむためにできることに思いをはせた。

みんなで少しずつ買ってかえった桃。

うちでも食べたよ。
特別な味がしたよ。

Enter your comment here

Δ