それでもみんなと一緒にいるときは大丈夫だったのだ。
だけどどんどん歯が痛くなり、頭もがんがん。
上関のことも心配。
みんなのことも心配。
わたしはどうすればいいのだろう。
やれる事をするしかないから
cop10の白鳥庭園のブース会場で署名活動。
上関のことを知らない人ってまだまだたくさんいるんだなあ。
大阪の仲間に電話したりしてこのことを知らせてほしいって頼んだり。
そして大阪へ。
ハンストで頑張るみんなとはなれることでほっとするような気がした。
だけどそうではなかったのだ。
今度は離れていることで心配がどんどん増幅していくようだった。
このまま死んでしまうのではないか。
祈るしかないと思っても
心が乱れてうまくいかない。
どこからか来る別れのイメージにとり憑かれる。
信じている。
全てはうまくいく。
そうおもっても。
なにを恐れているんだろう。
祝島は上関原発の建設予定地である田ノ浦のまん前に浮かぶハートの形をした島だ。
島の人たちは畑や田んぼもしてるけど、海の恵みをいただいて暮らしている。
おいしい魚やおいしいひじき、タコ。
祝島は「いわいしま」と読む。
祝いのための島なんだよ~!って
電話の向こう側で若狭の樹心ちゃんが言った。
みんなで祝うんだよ。
それがこれからおこるんだよ。
そう言うのだ。
喜びの出来事がこれから始まる。