地震のあと

３月１１日に大きな地震があり
世界は変わった。

３月１４日は予定通り
ＡＫＯちゃんがやってきた。

ＡＫＯちゃんは１９年前から山口と六ヶ所村とをママチャリでいったりきたりしている人です。

そして、ここ間違いやすいところですよーっ！
ＡＫＯちゃんは男です。

ＡＫＯちゃんは目がとってもキレイでした。

ママチャリにも着ている服にもかばんにも

「反核」
「反戦争」
「ベジタリアン」
とか黒マジックで書いているので

過激な人かと思って一瞬身構えるんですけど

とっても優しい心の人です。

目がキレイで
お肌もきれいなので

すごく若い人かと思いました。

だけど自転車に４４年生まれって書いてあったから
びっくりしました。

私たちは地震の後始めてのイベントで
つもりつもった気持ちを持っていて
これから関西でなにができるか
避難をしてきた人の受け入れとかをどうやってやっていくか

などの思いを抱えて集まった人もいて

ＡＫＯちゃんの時間を１時間くらいにしてしまい
これからのことを話す時間にしてしまいました。

はっと気がついたら
ＡＫＯちゃんの紙芝居「愛しき地球へ」を見る前に時間切れになっていたようです。

本当に残念でした。

だけど
きっとまたＡＫＯちゃんに会えるということだなあって思いました。

その日は食べ物もなにもかも縄文式にしました。
縄文式というのは
全体が上手くまわるようにお金を集めて回すというやり方です。

モモの家の場所代や食べ物代などを差し引いて
ＡＫＯちゃんにお渡しをしようとしたら
僕は年収が３万なので
貰いすぎになりますといって
自転車を直すお金だけ少し下さいと
本当に少しだけとっただけであとはモモの家の活動にカンパしますといってくださりました。

すごく驚きましたが
すごく嬉しかったです。

なかなか気付いてくれないところを気遣ってもらえるのは
涙が出るほど嬉しいです。

ＡＫＯちゃんはその後うちにきて
テレビをみて
「えーー！！」を連発していました。
地震があったことは知っていたけど
ここまでのこととは知らなかったみたいです。

原発のことも津波のことも・・・

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