ハイジの再放送を夕方やってるので時々見る。
アルプスの山の家でおじいさんはやぎの乳しぼりをし、チーズをつくり、日用品の木工をつくったりしてる。
その手仕事のリズムはとてもゆっくりでやさしい。いつでもとめられるし、ハイジの目線とあうのだ。
このあいだロロさんとタイにいったときに染めてきた糸をまきなおしていた。
一人は手にカセをかけ、もうひとりが巻き取りやすいようにまわす。
糸が途中ひっかかっても、あわててはいけない。
糸はかならずストレートな輪になっているのだ。おちついて引っ張れば必ず解ける。
そのことが疑わしくなって糸を解こうとくぐらせたりしてはもう一巻の終わり。こんがらかってしまうのだ。
つまずいてもはずれ解ける。なんどもくりかえす。
小さな小さな信頼がくりかえされる。
新しくなった庭をみながら糸巻きをしてた。
おわったら何と1時間半くらいたってた。
う~ん腕がなんかだるいけどあっという間だった。
満たされる時間。
人が癒されるのはこのような時間なのかもしれない。