青い空、久々に暖かい日。
路地裏にモモの家から次々と道具類が運び出される。
4人の女たちは気合は十分。でも慣れない手つき。
うさとの服の展示につかっている木のハンガー掛けは組み立て式になっている。
1年前、うさとのファッションショーとライブのイベント「往還」での展示のためにマサキっちがデザインし○さんがつくってくれた。
その洋服掛けは大きな八角形の形になっていて、ひとたび中に入ってしまえばうさとの服の草木染めのかおりと色に囲まれているようでほんとに気持ちいい空間になる。
ばらして軽のワゴンにも乗せられるし展示場の規模に応じて四角にも組み立てられるすぐれものだ。
とはいえ、組み立てには電動ドライバーが必需品だし
脚立にのぼり紐でしっかり固定しなければならない。
しかも、何よりもその構造をわたしたちは、ちゃんとわかっていなかった。
1年間、キャロット、クレヨンハウスと展示会のたびに組み立ててくれていたのは
製作者の○さん、それからずっと経理の相談に乗っていただいているMさん・・・
そう、わたしたちは、いつか女だけでもできるようにならなくちゃねといいながら優しい男達にたすけられていたのだ。
わけあってそうもいかなくなった。そしてついにその日がきたのだ。
パズルを解くように組み立てていく
できそうじゃん!
ところが、電動ドライバーの使い方が分からない!
説明書を読んでも分からない。
「道路工事をしている人に聞こう!」とロロ。
工事なんてしてたかなあ。それに家庭用の電動ドライバーなんだけどなあこれ・・・
4人でぞろぞろと歩いていくと顔見知りの米屋さんがいてみてくれた。
すごく簡単なことだった。ありがとう!(簡単すぎて分からなかった聞きに行ってよかった!)
それから悲鳴と笑い声の2時間、4人の体力の限界と算数のとお~い知識とを駆使し、ついに組み立て方が解読された!バンザーイ!
この洋服掛けが見たい方は、3月15日~17日、應典院の「うさとのお見世」にあそびにきてね。