ひさしぶりの
清火
明るい瞳
ギターが鳴って
うたがはじまると
その世界がはじまった
ああ
そうやったなあ
清火ってそうやったなあって
すご~く寒い日だった。
お部屋の中は夕方からことこと蜜蝋が鍋で溶かされて
なんべんもなんべんも
ひもを蜜蝋につけたりあげたり
をくりかえしして
細いローソクが
ゆっくり太っていってた。
そして
ふさこちゃんの
スープとパンと
飲み物のカフェでなごんで
ライブが始まった。
「おかえり」
とふさちゃんが歌った
そして
清火もうたった
そして
ヨウちゃんもうたった
いくつかの詩とともに
ほとんど真っ暗にして
ろうそくのあかりがあかあかとしていた
暗いほうがあかるく
静かなほうが聞こえるのはなぜだろう
さむいのにあたたかい
ラストはきょうちゃんの舞とともに
終わる
おわったとたん誕生日のりょうちゃんがきた
そして私がちょっと目をはなして
もどってきたら
み~んなひとつのほっとカーペットのうえで
真ん丸い輪になってた。
ちょっとびっくりした
でもすきまにいれてもらった。
ひとりづつなにかはなしたりして
1時間か・・・それくらい
はなしていた
第2部(予定にはなかったけども)
いちばんさいしょに覚えてる音とかにおいってある?
そんなこと
はなしてた
暗闇のなかは
沈黙さえも満たされる
そう
すっかり満たされて
おふろだなあっておもった。
おふろじゃなくてもおふろになるんだ・・・
そのあたたかさは
ずうっとずうっと続いてる