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火を囲む時間

 朝の目覚めはとても良かった。夕べ寝たのが2時頃だったので、朝は9時前に起きたけど。何か今日はきっと何もかもうまく行くという感じがした。ヒサと、朝の散歩に行く。そして、とにかく、朝少し遅がけでも良いので、来られる時間に集まって、昼食の準備をしようということになった。その日は未来食ランチの日で、私たちスタッフ以外に2人のお客の予約が入っている。
 そして、この日は冬至。1年前の今日、モモの家でペレランドラのやり方での妖精(精霊?)さんと協力して庭作りをするコーニングが開かれた日だ。夜には、その時のメンバーが集まって、小さなセレモニーをすることになっていた。できれば、あんまりバタバタせずその時間を迎えたかった。
 それで、とにかく午前中は、お客さんを迎えられるように準備をして、それから午後から、印刷をどうするか考えることにした。
 朝11時前、しほさんとこは、元と学という二人の息子が一緒に来てくれた。正木さんはひろとを連れてきた。朝の散歩で拾ったたきぎを元に頼んでノコギリで切ってもらい、庭の炉で火を起こしてくれるように頼んだ。
 子ども達は火が好きだ。まわりの落ち葉や木ぎれを拾って、ほどなくたき火が始まった。火が消えそうになると、団扇であおぐ。そのうちに大きな木に火がついて、もう充分たき火が続きそうな様子。なんとなく、夜まで火を絶やさないでいたいと思っていた私は、自然とそういうふうになったことがとてもうれしかった。
 しほさんは、朝になるとパソコンも復活し、前日ストップしてしまっていたプリンターも動き出したと、加藤哲夫さんの原稿をプリントして持って来てくれた。印刷室を久し振りに掃除した。なんか、印刷機の調子が悪いのと関係があるかもとも思ったし。そして、昨年の冬至の日にしたように、セージを焚いて、部屋中を煙で清め、広間の花を生け直し、玄関の掃除をして、水を撒き、広間の掃除などを手分けしてやり終えた。
 昼食の前に、お客さんも誘って、全員で、これまでのこと、これからのこと、それぞれのことを、自分の言葉でお祈りした。
 そして、未来食ランチをいただいた。白ソーセージやテリーヌ。サラダ。グラタン。春巻き。レタス包み。等のメニューはすべて、雑穀と野菜や海草、木の実などでできていた。幸せなおいしい時間だった。

Posted on
月曜日, 12月 24th, 2001
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