「モモ」の作者ミヒャエル・エンデは65歳で死去した
彼は、死の前年1994年2月6日、自宅にて、NHKとのインタービューで、「新しい貨幣システム」を提案した。
このインタビューで彼はこういっている。
「現在、人々は本当の心の喜びを失っている
環境問題・貧困・戦争、現在の精神の荒廃には、お金の問題が潜んでいる
私が考えるのは、もう一度貨幣を実際になされた仕事や物の実体に対応する価値として位置付けるべきだということです。そのためには現在の貨幣システムが問題で、何を変えなくてはならないかを皆が真剣に考えなければならない
この問題は、人類が、この惑星上で今後も生存できるかどうかを決める決定的な問いだと私は思っている 」
ミヒャエルエンデのインタビューを元にした本『エンデの遺言~根源からお金を問うこと』を私は今読み直している。
正確にいうと、以前から持っていたけど、流し読みしかできなかった本を、今度こそ真剣に読んでいる。
10年も前にエンデが残した言葉、番組ができ、出版がされてから5年も経った今、この本にかかれていることは本当だと思う。そしてもうこれ以上問題を先送りできないという気持ちが沸き起こっている。
モモの家で9月11日2時から「お金の学習会」をします。参加費500円(会員外1000円)。
モモの家では4年前から地域通貨モモマネーの実験を行っています。
感じること、学ぶことがたくさんありました。このお金は私たちのつながりを深めてくれたのではないかと思います。
しかし5年目のモモマネーを発行するかどうかを迷っています。
ここにきて、漫然とモモマネーを発行できないと思うのです。
もうひとつ踏み込む必要を感じ、皆さんと話し合いたいと思います。
NHK出版『エンデの遺言~根源からお金を問うこと』をお読みいただいてお集まりください。
すべて読むのが難しい方は『プロローグ』と第1章『エンデが考えてきたこと』をお読みください。そして話し合いましょう。